年賀状をデザインする上で

私はここ十数年、毎年とある病院の年賀状の作成を請け負っています。
そこの先生と私は親戚なのですが、だからといって手を抜く事は許されませんし、もし許されたとしてもとてもできません。
やらせていただく以上はもらった方に病院の印象を更に深いものにして頂けるようなものを作ろうと、毎年頑張っています。

主にその年に来院された患者様と、先生とお付き合いのある他の病院の医師の皆様へとお出しするもの、そして先生がご自分で使う家庭用のもののデザインをを任されています。

まず11月の半ばを過ぎたあたりから、前年度の年賀状を送った患者様の名簿をチェックしてもらい、新規の方が入ればデータを新たに追加して、新年度の年賀状送付リストを作ります。
数百人単位の作業なので地味に大変ですが、住所やお名前を間違える事は大変失礼な事なので、何重にもチェックを重ねてミスのないようにしています。
そして勿論これは個人情報なので、他所に漏れる事が絶対に無い様細心の注意を払います。

そしてこの作業と並行して裏面のデザインを開始します。
毎年必ず干支の絵を入れるという私のこだわりというか、お約束みたいなものがあるのでそれを配置し、さらに筆文字での賀詞(基本患者様と医師の方用なので、目上の方向けの四文字熟語を使う事が多いです)、それと短い文章での挨拶を配置するのが例年のパターンです。

干支の絵は私がデザインする事もありますが、資料集を豊富に用意してあるのでそこから持ってくる事が多いです。
賀詞の筆字も絵とのバランスを考慮して、一番しっくりとくるものを選びます。
この際あまりポップ過ぎず、かといって硬すぎない程度に適度な遊び心があるものを選ぶようにしています。

文章は先生と相談の上、年末年始の病院の診療予定等と一緒に書き込みます。
これと病院の住所等を書き込んで終了です。
その後は絵や賀詞等の配置のバランス調整を念入りに行い、数点のデザインを作ります。
そしてミスのないよう校正作業をしっかりと行い、出来上がったいくつかの候補の中から、先生に最終的なデザインを選定してもらい、それを印刷します。

最後に宛名書きですが、これはばかりは私ではできないので字が達者な私の家族に毛筆でお願いしています。
リスト作成やデザインより、数をこなさなければならないこちらの方が大変な気がするので申し訳ない気もします。

こうして完成した年賀状を、ポストではなく郵便局へ直接持っていって作業は終了です。
今年も締め切りである25日までかかりましたが、なんとか無事全て出し終わりました。
年賀状を受け取った皆様に少しでも心に留めてもらえるような、そんな年賀状をデザインする上で心がけている事を、このようにつらつらと綴ってみました。

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